鶴橋やひらパーなど、見たことある風景がバンバン登場するのは楽しいですね。
…いや、そうじゃない!映画の話でした。宮崎監督作品を観るのは初の若輩者ですが、結構エモーショナルな作風を想像してたので、思ったより普通でした。ガッカリした訳じゃないですが、テーマ的にも真っ当なので面食らった感じ。
というのは表向きな印象で、何でもない各シーンが妙に印象に残るというか。演劇のワークショップで指導者に突然キレる研究生とか、タレント事務所の着ぐるみとか、主人公の愛の自宅には女性しかいない所とか…
撮影は平成最後の夏。期待感と不穏さが日常に同居する不安定さが上手い具合に醸し出されているのは、モノクロの画面で色分けされていない事も大きいと思います。
しかし、とある雑誌にも書かれてましたが、日本映画のクラブのシーンはどうやったってダサくなるのは何故なんでしょうか…