観る前から3.9くらいかな〜と思ってて実際そのくらいだった。撮影サビーヌ・ランスラン、アケルマンの『囚われの女』を最近見ていたので冒頭の火事での扇風機へのゆっくりズームや臆さず画面を闇に溶かす瞬間などに同じテンポ感を感じられてよかった。ダッカの強烈な太陽のなせるわざか、特にシムの部屋の中のシーンとかは豊かな色彩もあいまって見応えがあったと思う。仕事がキツいなと思ったときは自分は搾取する側なのだと思い出すことで身を戒めていたがその気持ちは新たにした。みんなが着てるいろんな色の薄いガーゼみたいなショールよい。
