mai

ハンディキャップ・キャンプ: 障がい者運動の夜明けのmaiのレビュー・感想・評価

4.0
今年の東京パラリンピックを観て、世界のハンディキャップを持った方々の活躍を毎日沢山観て感動した者の1人です。
選手たちのハンディキャップを持つことになった背景は様々で、そこからどんな本人の努力やそれを支えたご家族や周りの方のドラマがあったんだろうと、そして好きなことをやっている彼らの顔は清々しくて何回その表情の美しさに涙したか。
そんなこともあり、ちょっとハンディキャップを持った方々の知識を深めようと、ちょうどアカデミー賞をこの作品が取った時にクリップしてたので鑑賞。
私はハンディキャップの方々のことについて深く考えたことがなかったので、気づかされたことが沢山あった。やっぱり私はどこかで障がいを持った方は「弱者」という考えがあったように思う。
【エレベーターに乗る時に「車いすから乗せよう」と言われる。私達は物扱いなんだ】という発言ははっとさせられた。私も似たようなことを言ったことがあるんじゃないかと。

差別はいけない、とかもうそんなフェーズじゃないのかなと思う。例えばコミュニケーションを取りづらい方(目が見えない、耳が聞こえない、脳性マヒで話がしづらいetc.)彼らとナチュラルに共存する方法を模索する等、個性ある彼らと関係を築くことを考えるフェーズなのだと思った。
私は内向的で他人と関係を築くのが苦手な私の方が余程誰かの助けが必要だわ。
障がい者たちのこんな抗議運動があったからこそ今彼らが住みやすい(まだ完璧ではないのだろうけど)世界になってるんだなともこの作品を観て知ることができた。
LGBT+Qについても運動が盛んになってきてるからこんな風にきっと彼らにとっても良い流れになるはず。
すべての人が住みやすい世界になりますように。
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