映画祭報告会

ネクタイを締めた百姓一揆の映画祭報告会のレビュー・感想・評価

ネクタイを締めた百姓一揆(2017年製作の映画)
4.1
何年前だろうか
門真映画祭で鑑賞
2018か2017だと思う

内容に関しては正直
新幹線に関するモヤモヤに振り回される
”愚かな時代だったんだな”と痛感するものでしたが
新駅に関するやりとりには具体性が無く
自分勝手な物言いをする人物ばかりで
実際出来た新駅は本当に必要だったのかという
検証もできてなく・・あーよかったねな展開でしたが

それも同時に”熱い”時代でもあった
その情熱の犠牲になった数々の事を潤いながらも
妥協と画策の末に辿り着いた結末
新幹線新駅開設という
長い時間をかけた人々の想いは
現在にどう残されてるのかが伝わってくる


製作された経緯は別として
作品自体に込められた情熱はすさまじく伝わってくる
ほぼ全て地元にお住いの方々が出演している
つまり事の成り行き事情を知ってる方々が
演じているのでリアリティが半端ない

よそ者から見れば、最初に書いたように
新幹線に関する”愚かな時代”と思ってしまうかもしれないが
そこに込められた悲願を否定する事は出来ない
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