わたしにとっての「シッチェス映画祭ファンタスティックセレクション2020」一本目にして大当たり。
娘を亡くした夫婦が傷を癒すために出かけたキャンプで3人のサイコパス（+犬）に斬殺！それも何度も殺される無限ループSFホラー！みたいな公式あらすじだったので頭を空っぽにして臨んだのだけど、予想と違いアリ・アスターの映画ばりに映るもの全てに意味があり、巧妙な伏線や示唆的なシーンが多くめちゃくちゃしっかり考察できる映画だった...。
本編で二度挿入される影絵アニメーション、ポスタービジュアルにもなっていて夫婦の前に突然現れる白い猫、なぜ夫婦は斬殺ループを辿るのか...。
全て終わって見ると、亡くなった娘から自身がいなくって冷え切った関係になってしまった父母への愛の映画だったのだ。
ココココココ ココディココダ〜
ココココココ ココディココダ〜
（ココディ・ココダとはフランスの子守唄だそうです）
