眠たくなってしまったけど目が離せない悪夢のものがたり。
このキ〇〇イおっちゃんロックシンガーらしいので出立ちも良く歌声が耳に残るんで終わったあと「ココディ〜♪ココダ〜♪」ってつい口ずさんじゃう。
子を失った夫婦が何度も殺される不条理な物語。波のようにくり返される後悔と悲しみをタイムループという形で悪夢のように描いていてとても興味深い。抜け出せない苦しさと向き合ったときに見える出口。とても感覚的な作品でかなり観る人選びそう…童話みたいな奇天烈トリオがいい味。
色使いや子供がしてるうさぎメイクが北欧らしくてよい。後半少しウトウトしてしまったんだけどなんだか目が離せない不思議な作品で(笑)その時はハテナでもあとからジンワリくる。ときどき挟まれる影の劇の雰囲気もすごくよい。やはりおじぃやおばぁのハッスルは我々にはだせない狂気があってええのぉ。
これを観て心底思ったのは、死ぬときはせめてちゃんとズボンを履いてるときがいいってこと。なんでいま…っていう別の意味でのあの不条理さは映画だけにとどまらない我々の身にも日常的に起こりうるやつなので、不条理史上上位かもしれません。