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憧憬 あこがれのIMAOのレビュー・感想・評価

憧憬 あこがれ(1977年製作の映画)
3.5
ラピュタ阿佐ヶ谷でやっていた「青春彷徨 ─映像詩人 斎藤耕一のあしあと─」の中の一本。大傑作だとは思わないけど、嫌いじゃない。この前に観た『凍河』と同じ空気感。かなり弱い脚本だけど、画作りと音楽使いが巧みで、良い雰囲気で観せてしまう。ちょっとクロード・ルルーシュっぽい感じ?
でも、この映画のラストの方で多岐川由美が「私、あなたに会いたかったの。でもそれだけなの」という台詞がちょっと刺さった。いつだって女の方が現実的。そう言っちゃえば身も蓋もない話だけど、あのシーンは好きだった。
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