えく

100日間生きたワニのえくのレビュー・感想・評価

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)
2.6
もう1日の上映回数が一回にまで減らされてて驚いた

4コマをアニメ化した時にありがちなテンポの悪さをまず感じました
日常の会話にリアルさを求めた感じの演技は聞き心地の良いものでしたが画面が物凄く退屈でした
テンポの悪さを保ったままワニ君が死ぬ所まで行くんですが、テンポの悪さゆえに詰め込めたエピソードが薄いので喪失感があまり感じられなかったです。原作は100日かけてワニ君の様子が描かれていたので最後には喪失感を得ることができましたがこの映画はその部分が薄かったように思います

そしてワニ君が死んだ後の話
オリキャラのカエル君が出てきますがこれがまぁキツい、単純に不快な部分もあったんですがそれ以上にラストに前向きに終わるために作られた舞台装置の様なキャラクターだったのがイマイチでした、日常の尊さを描いた作品でこの役割が決まりきった様なキャラクターは違和感が凄かったです

そもそも映画化するのに不向きな作品だったとは思いますが特に画面に工夫があったわけでもなく構成もイマイチなので評価できる部分が演技と音楽くらいでした
あの4コマを読んでキャラクターが凄い好き!って人は観に行っても良いんじゃないでしょうか
速く行かないと公開終了するから映画館で見れないよこの映画!!!
えく

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