ひろさん

護られなかった者たちへのひろさんのレビュー・感想・評価

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)
4.5
東日本大震災をきっかけに家族のようになる三人、生活保護担当で殺害に巻き込まれる三人、その殺人事件に関わる三人の刑事、それぞれが絡み合って重厚な物語が紡がれていく。
生活保護を受給する者は善人、審査をする自治体職員は冷たい悪人、という単純な図式で表せない程多様な人物が登場し、観る人によって色々な感想が語られる作品である。
「遠島けいは死ぬ時も、生活保護を辞退したことを後悔していなかった」というのも一つの見方である。
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