猫そぎチャンスペロッテ

沈黙のレジスタンス~ユダヤ孤児を救った芸術家~の猫そぎチャンスペロッテのレビュー・感想・評価

3.6
2020年
監督/ ジョナサン・ヤクボウィッツ
出演/ ジェシー・アイゼンバーグ(マルセル・マルソー)/ クレマンス・ポエジー(エマ)

1938年ドイツ・ベルリン
『(ヒットラー)ドイツに失業者が多いのはユダヤ人のせいだ!』
『(娘)どうして私たちの?』
『(父親)景気は回復している、失敗を誰かのせいにするのをやめて、未来に目を向けるはずだ、、、』
『(ある鑑賞者)人々の心が荒廃した社会では、恐怖を煽る者、憎しみを増幅する者に、国民皆が同調していってしまう・・』
(😵🌀ヨクワカランケレド❗)』

この作品には、史上最高のパントマイマー、マルセル・マルソーの若き頃のレジスタンス活動が、描かれている、
そのレジスタンスの貢献により国家最高勲章および功労勲章を贈られている


1938 年フランス・ストラスブール
道化師に憧れるをマルセルは、昼間はユダヤ人の父親の精肉店で働き、夜はキャバレーでチャップリンを真似たパントマイムで腕を磨いていた、、

そのマルセルは精肉屋の常連客の娘、エマ(クレマンス・ポエジー)💕が好きで、エマに「君のお母さんが僕と結婚させようとしている」と嘘をつく、、、彼、特有の明るさで😊(ほんとうに芸達者だ)、

そして、第二次世界大戦が激化していくなか、兄アラン(フェリックス・モアティ)と従兄弟ジョルジュ(ケーザ・ルーリグ)は、レジスタンス運動に身を投じている、エマも、その妹のミラ(ヴィカ・ケレケシュ)もまた、レジスタンスの仲間で、彼らは、ナチによってユダヤ人の両親が殺された子どもたちの保護活動に従事していて、マルセルも次第に協力するようになる、、

1942 年、遂にドイツ軍がフランス全土を占領する。マルセルは、険しく危険なアルプスの山を越えて、子供たちを安全なスイスへと逃がそうと決意するのだが・・・


ナチ親衛隊のクラウス・バルビー中尉(マティアス・シュヴァイクホファー)の、女子供に対する残虐行為が悲惨だ、さらに拷問が目に耐えない、そのバルビーにして、生まれたての女の子の父親であるという設定がエグいのだが、、



ナチス・ドイツはアーリア人純化と称し沢山の子供を殺している ━ 殺された150万人の子供のなかには、━ 数万人のロマ人(ジプシー)、心身障害者、そして100万人を超えるユダヤ人がいた、

マルセル・マルソー日本講演💕
1955年12月17-27日 産経ホール/京都・大阪松竹座/福岡電気ホール
マルセル・マルソーは、世界最高のエンターテイナーである、💗