特売小説

ホテルローヤルの特売小説のレビュー・感想・評価

ホテルローヤル(2020年製作の映画)
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開巻早々ヌードモデル役だかの冨手麻妙が気風の好いナイスおっぱいを披露、内田滋も非日常の雰囲気に中てられ自らの乙女性を取り戻したおばさんに扮して趣深いおっぱいをぽろり、という事ですからしてもう本作は満点を叩き出している訳ですけれども。

エピソードの内容から人物造形から倫理観まで含めて全体、小道具としてスマホが登場している筈なのに昭和味を感じたんですよ。

現在進行形の物語ではなく過ぎ去りし日の想い出語り、詰まるとこ冨手麻妙のそれではなく内田滋のおっぱいに象徴される感じ、と言いますか。

酸いも甘いも嚙み分けた人々の悲喜交々を描いた人間ドラマ、童貞時代に大人の世界を垣間見るようにして出会いたかった作品、と言いますか。

恋心にけじめをつけた主人公の台詞だったり、妻の裏切りを知った旦那の妻に対する人物評だったり、趣深い点が幾つかある中あたいが一番にぐっときた箇所が。

ベッドに仰向けで横たわった主人公を真上から撮った画、その向かって左側に空間を用意しておいてからの演出、即ちその空間の意外な利用法、ですかね。

思い通りにいかないからこその人生、みたいなものが描かれていたように感じましたよね。

という事で感想としてはただこの一言、やっぱおっぱいは素晴らしい、と。
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