サンダーロードのけんくりのレビュー・感想・評価

精一杯やってるつもりでも、どこまでも不器用で、やることなすことすべてが空回ってしまう人もいる。

そんな波乱続きの「サンダーロード」を歩む男が辿り着く「奇跡(？)」の物語。
殺伐としたタイトルらしく、シュールで不謹慎な笑いを散りばめながらも、いつも味方でいてくれる親友の存在含め、包み込むような優しさも感じられる。

特にラストを見て、いま色々とうまくいっていない人や、頑張りが報われていない人、そんな大人たちの背中を強く押してくれるような映画だと思った。