《"衝撃のラスト"のための映画》
L.A.郊外のある1日、10数人の男女が織りなす人生模様を、観客の意表を突く斬新な語り口で綴った衝撃の群像劇。
ラストが確かにすごい。驚きすぎて笑ってしまった。伝わるべき物もある程度は伝わったつもりでいる。3時間もあるので途中ダレるところもあったが、概ね満足した。オープニングも良かった。
ただ期待してた程では無かったし、衝撃のラストのために作られた映画だとさえ思ってしまった。オープニングとラスト20分以外は冷静に考えてみるとそれほど面白くない。見てる最中は飽きがあまり来なかったけど、それは永遠と緊迫感のある音楽を流したり、大声の喧嘩を見せたりして惹きつけられたからであり、物語の内容が面白かったからではない。1時間くらいでそのカラクリに気付いたのでそこからは結構しんどかった。
ラストはパッとしないがそこまでの過程が最高な『イレブンミニッツ』のような映画の方が僕は好みだという話。
PTA①