TaroSonoda

マグノリアのTaroSonodaのレビュー・感想・評価

マグノリア(1999年製作の映画)
4.3
豪華キャストで描く傑作群像劇。
監督は、僕の1番好きな監督のひとりであるPTAことポール・トーマス・アンダーソン。
複数の登場人物がいるにも関わらず、丁寧にキャラクターが整理されていて、重厚かつテンポの良い人間ドラマなのでまったく飽きません。
PTAは他の作品でもそうですが、とにかくこの作品、脚本・撮影・演出・演技・編集など全てにおいて異次元のレベルです。まさに天才って感じです。特に音楽の使い方が絶妙です。
冒頭の意味深なエピソード紹介から独特のセンスが爆発しています。実はこのプロローグが難解とされるクライマックスの重要な伏線となっています。
難解かつ情報量が多い映画で、見る度に新たな発見があるので、何度でも観たいと思わせてくれる作品です。
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