こそめ

恋する寄生虫のこそめのレビュー・感想・評価

恋する寄生虫(2021年製作の映画)
1.0
高坂と佐薙の生きづらさが映像として可視化されているのはなるほどそういう表現があるのか、というかんじで興味深かったが、逆に言えばそれ以外に言うべきことがない。原作との乖離に目を瞑ったとしても説明不足感などが否めず、120分に収めるためには仕方なかったのかもしれないが雰囲気だけの映画になっているように感じた。特に不満があったのは佐薙が高坂と心中を試みるシーンであり、原作と作品のテーマが違いすぎて安っぽい恋愛映画になっているように感じられた。不満を挙げるとキリがないのでこのあたりにしておく。原作にも登場したかどうか覚えていないが、猫好きの男の例え話は分かりやすくて良かったと思う。あと小松菜奈が可愛かった。
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