このレビューはネタバレを含みます
最近、林遣都さんの演技が気になって時間をしっかり取れた時に観ようと考えていた作品。多少映像にグロテスクな要素(嘔吐・血液・リアルな寄生虫など)があるが、そういった物があまり得意でない自分にも見られるレベル。
とにかく映像作品として音楽も情景もふたりの話す声も凄く綺麗で、苦しいシーンもあるけど続きはどうなるのって目が離せなくなるストーリー。ハッピーエンドを望むことすら間違っているのかもと思いつつ、ラストシーンのキスで感じられたこの作品の哲学が多分好き。ラブストーリーではあるけどそれだけじゃなくて、きっとクリスマスの度に思い出して観ちゃうだろうなって思うくらい自分にはハマった作品だった。
恋は盲目、けれど虫と共存する人間がいたっていいじゃないか、それで心が幸せなら。