イチロヲ

Harold & Kumar Escape from Guantanamo Bay(原題)のイチロヲのレビュー・感想・評価

4.5
中東テロリストと間違えられたアジア系アメリカ人の青年コンビが、当局の疑いを晴らすべく一路テキサスへと向かう。白人による差別行為を喜劇化している、ナンセンス・コメディ第2弾。前作の脚本家が監督を務めている。

アムステルダム行きの飛行機内にて、クマールが持ち込んだ自作の水パイプ(ボング)が、爆弾(ボム)に間違えられるという珍騒動が発生。北朝鮮とアルカイダの二人組とみなされてしまい、「白人は世界の王様」の思想をもつキチガイ長官の標的にされる。

主人公の行動履歴は「グアンタナモ収容所→フロリダ→アラバマ→テキサス」という流れ。何でもありのスケッチ集になっており、巨漢の看守にブロウジョブを強制させられる恐怖から、美女が参加するボトムレス・パーティまで、お腹いっぱいにさせてくれる。

本作では「ココが変だよアメリカ人」が前作よりも色濃く出ており、はっきりと台詞で語らせることで、一応の決着を付けている。本人役で登場するニール・パトリック・ハリスのリミッター超えが驚天動地の領域。
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