トランプ大統領が誕生する際に参謀を務めていたアメリカの右翼系大物知識人スティーブ・バノンのインタビュードキュメンタリー。
冒頭からいきなり「頭上の敵機 (1949)」からのがっつり引用で面食らった。それと「フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白」がスティーブ・バノンの好きな映画とのこと。
「ヨーク軍曹」「荒野の決闘」「捜索者」「戦場にかける橋」「リバティ・バランスを射った男」「オーソン・ウェルズのフォルスタッフ」「候補者ビル・マッケイ」「突撃」あたりも引いてくるんだけど、Amazon primeのクソ字幕のおかげで、話がほとんどわからない。
インタビューの制作スタッフ側は反トランプで、スティーブ・バノンの自家撞着を明らかにしておいつめる。だけどスティーブ・バノンは不敵な態度を崩さないし未来に対して不吉な予言をする。そしてそれが現実になりつつあるというのが、全体の流れだったのかな？
とりあえず「頭上の敵機」の主人公が精神を病んでいるということが、話に関連してるっぽいので、「頭上の敵機」だけは見て望まないと、ただでさえわからんのに輪をかけてなんのこっちゃわからんと思った。

【エロール・モリス】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 （米誌「PASTE」 2010年）の48位。

インディーズ フィルム by Rialto