ユナマリア

青春の気流のユナマリアのレビュー・感想・評価

青春の気流(1942年製作の映画)
3.0
黒澤明脚本初の映画化作品でもあり、伏水監督の遺作でもある作品。

航空機開発の話に、会社の派閥争い、ラブストーリー、友情がうまく盛り込まれている。

新しい航空機の開発をプレゼンする伊丹。

パイロットの村上は大きな拍手と共に賛成するが、竹内専務や橋本設計部長は良い顔をしない。

伊丹は由島専務の家を訪れると、色々な理由はあるものの、竹内、そして橋本は由島と対立しているから、この計画に積極的ではないとの事。

また、伊丹は馬淵美保という女性と何度も喫茶店でデートをして、結婚しようとしているのだが、かたや由島は娘の槙子と結婚をしてくれないかとお願いされる…

色々なテーマがとても綺麗に描かれていて、観賞後に清々しい気分になれた。

個人的には終始前向きな藤田進演じる友人と、中村演じる槙子の行動力のある弟が良かった。

あと和やかな喫茶店の場面が好き。
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