スカーフェイスもアンタッチャブルも観たことないのに最初に観るアル･カポネ物がこれっていうのは間違ってる気もするけど観た！けっこうすごい映画だった。
ファーザーマフィア版て感じで…
トム･ハーディ、勝手にマッチョなイメージ持ってたけど心から謝りたい。解体していく生活と蝕まれていく心と体を放心状態の表情のまま、40代にしてすでに晩年である憐れみを全身にみなぎらせていたし、かつての大悪党感からの悲哀もばっちりで、パイプ代わりのニンジンも最高だった。自身の悪行の一大歴史である聖バレンタインデーの虐殺もすでにラジオドラマでエンタメとして消費されていることを観客もハッとする感じで知るシーンも良かった。ここでの種明かしとしてのマット･ディロン！演じるジョージの使い方も好き。
カポネの罪を終わったことにはさせないFBIの追跡ともう1人の息子の存在がちと物足りない感じもしたけど、オムツ姿で金のマシンガンぶっ放す姿は強烈すぎる！
家庭の事情で2回に分けて観たけど、これは映画館で観て酩酊したかった。。
