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ハーフ・オブ・イット: 面白いのはこれからのaのレビュー・感想・評価

2.7
2021年、年明け初鑑賞映画。

大学卒業後初めて、もう戻ることの出来ない学生生活に戻りたいと思った。
しかもこの子たちはまだ高校生で。
もっとこれから大きな世界に出て行く、発展途上なのだ。

三木監督が去年11月くらいに「今のところ今年のベストムービー」と紹介してたので、鑑賞。
ところどころに散らばっている言葉がとても印象的な物語。
特に重力は〜のセリフが良い。
マイノリティを描くことは最近増えてますね。
マイノリティとか表現することがもう古いのかもしれないけど。

あらすじを見ずに鑑賞するクセがあって、思った作品と全然違って、後半はエリーを思ったり、ポールを思ったり、アスターを思ったりして、心が忙しすぎて、苦しくなってしまった。
想定外すぎて、ついていけなかった。
ポールはバカで単細胞だけど、絶対に憎めない。
というか大好き。あんな友達がほしい。(恋愛に関しては論外だけど)

劇中で登場する映画も沢山あって、見てみたいと思った。
特にキャサリンヘップバーンの映画。

ラブレターの代筆という今までも、幾度となく繰り返されてきた題材を、また別の形で見た物語だった。
ラストの電車は、分かっていても、微笑んでしまう。
期待を裏切らないところは、とても好き。

エリーの孤独さが根拠を持って迫ってきて、私が想像するよりもずっと、まだまだこの世界は難しいのかもしれないと思う。
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