何となく気になってしまっていた「TITANE」を初鑑賞してみた。監督は全く知らないがジュリア・デュクルノーと言う人。フランスとベルギーの映画なのだ。
今回は珍しく、幼い頃に交通事故に遭い頭にチタンプレートが埋め込まれた女の話…と言うのは何となく知っている。
でも、知っているのはそれだけ。ソコからは、どんな展開が待ち受けているのか、割りと興味が膨らんでいる訳だ。
ふむむ、他に類を見ないテイストやん。かなり、やりたい放題でブッ飛んでいる。車との性行為シーンは、もはや画期的すぎて何とも言えぬハイセンス。しかも、妊娠している様子で一体、何を身籠っているのか知りたい。
さてと、中盤ぐらいから登場の消防署長ヴァンサンとの出会いが大きく物語を変える。と言うよりも、ココからが本命のストーリーなのかな。髪を切ってからが別次元の話になるのが、やや斬新。
息子に成りすまし生活していく訳やけど…奇妙な生活が続く。個人的には、この辺りからが更に引き込まれてしまうポイントかな。
産まれてきた赤ん坊。この辺はネタバレになるので余り触れられないが…トータルで考えても今まで観たコトが無いような新感覚テイストではあった。好みは別れそうな気もするが…この感覚に身を委ねたい気持ちが少しある。
