Maru

オールド・ガードのMaruのネタバレレビュー・内容・結末

オールド・ガード(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

題のオールド・ガードって老兵ってことなのかなと見終わって感じた
老兵は死なず、ただ去るのみ
言葉通りに何百年も前から生きている戦士が各地で戦い人を救って去ってきた話
シャーリーズセロンの戦闘シーンが美しい

ネトフリオリジナルだと思えないほど戦闘シーンに力が入ってる
不死身だからこその戦い方で不死身ではない人間を庇い合うシーン、倒した敵から武器を補充していくシーンのリズム感が良かった
たった5人だけど1個軍隊を潰せるほどの統率力、戦闘力を持つ

不死身の人生観と普通の人生観のぶつかる場面が印象に残った
コンテナの中で恋人なんかじゃなく、彼は俺の全てと告げるシーンはすれ違いを表して、薬局では人を救いたいという根本は同じであると示した
彼らは彼らの正義で戦い、一方製薬会社も己の正義がある
どちらが正しいというものではないと感じた。

個人的に誓ったのに守れなかった後悔を抱えてそれでも新たに約束を結ぶシャーリーズセロンの役が強く気高く感じた
不死身ではなくなっても何も変わらない
Maru

Maru