30分を経過しても、殆どセリフごとに顔の切り替えだけで進む、すこぶる退屈な映画。だから映画というより、キャスト選びのアドリブオーディションを見ているみたい。今時ならこんなノリのやっつけ動画でも受けるんだろうね。演技トレーニングを見せられても、こちらは審査員のつもりじゃないので、早々とギブアップ、いつまでもやってろって感じ。せめてもう少し気の利いたトーク、ジョークで笑わせてくれたならお終いまで付き合えたかも。いや、これで140分は厳しいだろうね。ツボがわからないから仕方ないか。
お口直しにアマプラの『スモール・ユニバース(My tiny univers)』をお勧めしたい。まだ意外と見てる人が少ないようだし、監督欄にはこのタイトル一点しか無いが、娯楽映画として佳作の部類に入る一本である。エンディング(収束)に多少の難はあるけれど。
