Paula

ジョン・ウィック:コンセクエンスのPaulaのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

Shimazu: Have you given any thought
     to where this
     ends? The Table will never
     stop. You know this. No one,
     not even you, can kill
    everyone.

『アラビアのロレンス』をオマージュしているのか?と思わせる
冒頭のシーン...
そして高レベルの犯罪支配者の評議会ハイテーブルの場面展開では、いきなりハプニングが起こる。そして、そのシーンがある事で一気に緊迫感・緊張感が高まる。

前半の大一番は、真田広之演じるシマズとドニー・イェン演じる座頭市ケインとの一対一の対決シーンだ...
ここで一言。腹に銃弾を食らったシマズがケインとの戦いの場面で真田広之という役者さんがハリウッドで認知されていると思えた。それは昔ジョン・ウエインの映画で(題名は忘れました。失礼)若造に殴られるシーンでジョン・ウエインという役者さんの威厳を保つためにハンデをわざと持たせるために傷を負っているセットアップにしていた事を思い出してもいる。

それと本家のカンフー、特にブルース・リーの映画には欠かせないものがガンフー・アクションでキアヌ・リーブスが『ジョン・ウィック コンセクエンス』で初めて披露している。(過去に出てきたかもしれません。またまた失礼)

このフランチャイズものでは、犬の活躍が映画でのウエートが高いところから今回も『ジョン・ウィック コンセクエンス』では前回、登場していたベルジアン・マリノアのウィットに富んだ活躍も良い味付けとアクセントになっていた。

前半で、日本人女優のリナ・サワヤマはお役御免となり、そしてパリに舞台が移り、ストーンズの♪Paint It, Black がかかると(ストーンズではなくて女性歌手)後半のエッフェル塔から凱旋門に至るまでのマッスルカー:プリマス・バラクーダをかっ飛ばしながらの銃撃戦は必見の価値がある事はだけは間違いがない。

Keanu Reeves, Chad Stahelski, and more honor
Lance Reddick at the Los Angeles premiere of
John Wick: Chapter 4
後から冒頭のサプライズ・シーンの意味が分かりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。

”Adieu, mon fils.”(フランス語字幕)ってウインストンのラストの場面での言葉が...???
ラストは、これで終わりみたいな締めくくり方が余計に続編を作る気満々なところが見られる。☆2は、時間つぶしにはいいけど...

ファンなら必見かな? 過去最高作の呼び声と『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』(16)では盲目の戦士チアルート・イムウェを演じたドニー・イェンの本作の活躍は凄い事だけは言えて、『イップ・マン 』フランチャイズ終了後の彼にとっての快作と言えるかもしれません。

※"鳥居鶴の丸"の家紋や梅田の地下鉄モドキが出てきたことで大阪を舞台にした前半のストーリーはいつものハリウッド流の疑似大阪の描き方にとどまり大阪ではロケはされていないように... パラレルワールドでした!!

最初の2作はリーブ自身がスタントを90~95%をこなしていたと言っていたけど今回は3か月のトレーニングを費やしできる限りの事はしたとはぐらかしている。付け加えるようにリナ・サワヤマのスタンドダブルは髪形で直ぐに分かるけれども彼の場合はガンフー・アクションでは一呼吸ずれる独特の間合いがあるためにかなりリアリティを感じるけど車にはねられるシーンと階段落ちの場面はどう考えても彼がアクションするには無理があり過ぎるし、CGIでカバーもしているので...
失礼、キアヌ・リーブのファンの皆様。

もう一度言いますけど、バワリー・キングから譲り受けた両利き用”Pit Viper, 9mm”が火を噴き、シナリオなんてお構いなしのアドレナリンが全開になるのでファンなら必見です。

第4弾は、よりスタイリッシュに!よりエレガントに!そして、より派手に! 
そのところ、よろしく!!
映画関係者ではありませんけど...何か?
Paula

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