直木谷ヒトシ

ジョン・ウィック:コンセクエンスの直木谷ヒトシのネタバレレビュー・内容・結末

4.1

このレビューはネタバレを含みます

ババヤガはどこまで行ってもババヤガ!彼の道を止められるものは……やっぱりいなかった!大阪→ニューヨーク→ベルリン、そしてパリ!血に塗れた報復のワールドツアーが今、幕を開ける!
まずはなんと言ってもケインの格が凄すぎる 大阪コンチネンタルホテルでの戦闘シーン、センサー設置からの変速剣戟があまりにも狩人のそれすぎて変な声が出た あのセンサーで戦闘が成立する辺り「慣れた手」なんだろうな 主席連合との契約の手前ジョンを狙わねばならず、けれどそれに対して無慈悲になりきれない その絶妙な匙加減が憎みきれない
そのケインに倒された大阪コンチネンタルの主人シマヅ、完全に真田広之というか「剣に長じた日本人の実力者=ヒロユキ・サナダ」という図式、多分アメリカでも相当好かれてるんだろうな いやまぁ文句は何もないけど
そして今作でジョンが残してしまった遺恨=アキラについて この分があるからジョンもまだ死んでるわけには行かないんじゃないかというのが正直かなりある シマヅの仇=ケインを殺す事はできなかった辺り次回作のメインはアキラとの遺恨の決着としなくてはならないところがありそう ポストクレジットシーンのあれだけとするには足りないでしょう……
そしてやっぱりジョン・ウィック 今回は太鼓の殺人(ドンドンドンカッ)からのヌンチャクと銃を持ち替えながらのアクション(オーセンティックなヌンチャクワークからの連撃ではなくとにかく打撃武器として振り回すアクションが◎)だったり見下ろしビューからのドラゴンブレス弾(焼き加減が足りなそうだからもう一発撃つか、の感覚で相手は火だるま)だったりと長回しのノンストップアクションがとにかく熱い 気がついたら3時間経ってるが腹いっぱいどころか破裂寸前までキアヌのアクションを捩じ込まれるの最高か?