atsushi

ジョン・ウィック:コンセクエンスのatsushiのレビュー・感想・評価

3.9
冒頭、ニューヨークか、アラビアのロレンスさながらのアカバか忘れたが、スクリーンに映る画のあまりの美しさと、キアヌが拳をつく音の衝撃があまりにも楽しく、今まさに映画を観ているのだと、涙が流れる。

87elevenのひとまずの集大成。前作で全世界の標的となったジョン・ウィックが副題コンセクエンスが示す通りただただ報復する3時間。紛れもないアクション特化の純正アクション映画。ゆえにストーリーはあってないようなものかもしれないが。とにかくアクションのバリエーションとキレはハリウッドの現在地点。香港仕込みの座頭市ことケインの大立ち回り、演じるはドニー・イェン。終盤に用意された、200段に及ぶ大階段という最高の舞台を前に、映画史上最も長いであろう階段落ち。間違いなく今作の白眉の一つ。結末のカタルシス。

2023/10/15 1回目 IMAX
【2023年107本目】
atsushi

atsushi