とある探索者

ジョン・ウィック:コンセクエンスのとある探索者のレビュー・感想・評価

4.0
3作目のときはこれシリーズ綺麗に畳めるのか?と不安だったが、この映画で一応着地した形になっていて良かった。
キアヌやイアンの年齢的にもそろそろ厳しいだろうしなぁ。

今作はなんといってもドニー・イェンのカッコ良さに尽きる。
『ローグ・ワン』でも演じていたような盲目キャラだが、その盲目設定を最大限に活かしたアクションは見応え抜群。
位置確認する動作や耳を敵に向けた状態で格闘したり盲目の演技が細かい...。

今作でキアヌ、真田広之、ドニーの画が実現してるだけでも感動もの。
この3人みんな60歳近いのにここまで動けるの凄い。調べたら真田広之がこの中で一番年上なんだけど、見た目若すぎるだろ...。

山場のようなアクションが盛りだくさんだったが、特に上から見下ろすアングルの長回しアクションは最高。
ドニー繋がりでいうと『イップマン』の3作目でも同じアングルで長回しのアクションがあったけどこれも良かったなー。
自分にはかなりツボなポイントなのかもしれない。

3作目は見応えのあるアクションが多いのにイマイチハマれなかった理由として、やりたいアクションをただ並べただけで必然性も連続性もないと感じたからというのもあり。
それに比べると4作目は目的地やタイムリミットが明確になって、アクションをより楽しめるストーリーになっていたと思う。