剣々

ジョン・ウィック:コンセクエンスの剣々のレビュー・感想・評価

4.8
報いを受ける時がきた

殺し屋ジョン・ウィックはニューヨークの地下に隠れて傷を癒やし、「主席連合」への復讐を準備していた
そして主席連合の首領であるアラブの首長を見つけ出し射殺する
その後、フランスのグラモン侯爵が主席連合の新たな首領となると、先代首領を殺害したジョンへの報復を始める
自由への道は死か殲滅しかない…

アクション映画の大傑作ジョン・ウィックシリーズ4作目
溢れんばかりのアクションが楽しすぎるシリーズで、マジで大好き!!
細かい部分でアクションに一工夫入れて他のアクション映画と差別化されているシリーズなので、そこに注目するとより楽しめると思います
例えば本作におけるヌンチャクの使い方だけでも中々面白いことやってましたね

序盤から容赦のなさを印象付けるNYコンチネンタルの処遇
そして大阪コンチネンタルへ場所を移し、フルスロットルで駆け抜けるアクションともういきなりブチかましてくれましたね!
チャド・スタエルスキ監督は、大阪のシーンは日本的な要素を取り入れようと日本人アクション監督の川本耕史を陣営に入れています
ドニー・イェンと相対する真田広之とビジュアルからカッコ良すぎます
2人の殺陣もカッコいいし、強すぎてドニー・イェンの役盲目の必要ないんじゃないかな笑
なんちゃって日本全開の大阪コンチネンタル最高すぎますね

物語はジョン・ウィックと首席との報復と制裁が中心になってますね
殺し屋家業を牛耳る巨大組織だったり背景を見せてくれるのがまた良いです
相手がどれだけ巨大でジョンがどれだけ壮大な喧嘩売ったのか考えるとワクワクします!
そこに旧友との絆や仁義みたいな要素もありシリーズで1番好きかもしれない!!

何よりもやっぱりアクションが最高です!
本シリーズはジョン・ウィックという最強の主人公を描く作品ですが、キアヌ・リーブスの絶妙に鈍臭さのあるアクションを活かした見せ方が良いんですよ
プロフェッショナル感じる銃器の扱いとキレあるガンアクションだけど、どこか鈍くボロボロになって戦う姿が他の無双系主人公とは違った魅力ですね

アクションを演出するカメラワークや音響そしてネオンといったライトアップと、最高に輝かせてくれているアクションシーンには引き込まれまくりました
アクションのプロ集団が作っているシリーズなだけあって、アクションの魅せ方がほんと上手いです!
長尺だけどアクションシーンもっと見たかったですもん!!
あー止まらなさそうなので無理やり締めます笑

最強の殺し屋その生き様を描いた作品でした
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