なかなかに衝撃的な映画だった
ベトナム戦争で共闘した4人のブラッズ達が金塊を探しに、再び戻ってくるお話
と言ってもそんな単純なものではなく、「ランボー」のように戦争の後遺症や、現在話題になっている黒人差別など様々なテーマを盛り込んでいた
そもそもベトナム戦争も習っていない中学生には少し難しかった
意外とあっさり金塊が見つかり、「あと1時間半も残っているぞ…」と心配していたんですがここからが本番
金の使い道などを巡った喧嘩のシーンから一気に面白くなります
また、現在と過去を行き来するのですが、その時にアスペクト比が変わるのが面白かった
そのおかげで「これは昔のシーンだな」と一瞬でわかることができましたし
過去から黒人たちは不当な扱いを強いられてきた、というのが強調されていてわかりやすい映画でしたね
最後のキング牧師の演説のシーンとその後のテロップがなかなか響いた
あと最後にひとつ
1番最初にリアルな処刑映像と、途中でショッキングな本物の死体画像が連続して出てくるシーンがあったので…それが苦手な人は注意です
映画のグロテスクシーンはいけるけどさ…リアルなやつは駄目でしょ…
これも「戦争の悲惨さ」を表した画像、だから決して悪趣味なわけではないけど…せめて注意書きが欲しかった