やみたろう

グローリーのやみたろうのレビュー・感想・評価

グローリー(1989年製作の映画)
4.8
間違ってレビュー消してしまったので再投稿。

傑作戦争・歴史映画。

実話であり、ロバート・グールド・ショー大佐が家族に宛てた手紙にインスピレーションを受けたズウィックが監督した。

コントラバンド (南部から北部に逃げてきた黒人奴隷) がフレデリック・ダグラスやショー大佐の父らの尽力によって設立されたアメリカ初の黒人部隊の1つである第54連隊に志願し、戦いを通して勝ち取った誇りと栄光を描く。
同時に隊長として連隊を率いたショー大佐の半生を描く内容でもある。

専門家を大勢招聘したため、歴史考証はほとんど完璧、軍事考証も正確に出来ている。

脚本はもちろん、キャスト陣の演技も文句無しでオスカー助演賞を得たワシントンの演技は言葉では言い表せないほど良い。

芸術面では、オスカー音響賞を獲得したサウンドは今聴いても迫力がある。
5.1chサラウンドスピーカーで聴くとさらにとんでもない迫力だ。

撮影においてはこれもオスカーを受賞しており、フレディ・フランシスの巧みな撮影がこの映画の芸術を語るには欠かせない。

音楽は故・ホーナーであり、ところどころで合唱曲が流れるがあれが物凄く良い。

完璧な映画。
皆、観ろ。
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