子ども嫌いで不妊治療中の劇作家の隣りに、母子が引っ越してきます。
皮肉まじりの、楽しい映画でした。
ピーターが子どもに媚びずそのままで接するのがよかったです。ふつう、子ども嫌いって言ったって、周りに嫌なやつだと思われたくないからガキには媚びるでしょう。かわいいねーとか適当にあしらったり。でもそういうのガキはすぐ見抜くし、「子どもの方が深刻な問題を抱えてるんだ」そういうのをわかってやって女の子とわかりあう、そういう系のお話好きです。
そしてまた女の子の母親の気持ちも察する。たまに面倒見るだけのピーターにはわからない、実の親の苦労がありますから。
以下個人的な話になりますが
近年、不妊治療は映画ネタ的にもよく見かけます。
うちはそれに失敗した家庭なので、はっきり言ってその手のは身につまされるから一切見ません。
この映画もそれと知らず見始めたので、途中で見るのやめようかと思いました。
でもケネス・ブラナー／ピーターが、わたしらがかつて言いたかったことを言ってくれたのでなんとか見ました。
全部見られてよかったです。
不妊治療は、女の方もプレッシャーですが、男の人も大変ですね。その日以外ではセクハラとか言われるのに、排卵日にはケモノにならなくちゃいけないのですから。
ピーターの奥さんも素敵な人で、よかったです。
ただ
ネタバレになりますが
↓↓
犬はかわいそうでした。
あそこまでする必要あったのでしょうか？
原題の通りではありますが…
