山Q

哀愁しんでれらの山Qのネタバレレビュー・内容・結末

哀愁しんでれら(2021年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

20210205 梅田ブルク7 上映前舞台挨4.9
主演2人には全く興味がなかったが、「かしこい狗は、吠えずに笑う」の監督作品と知り劇場鑑賞。
結論から言うと、早くも今年最高レベルの邦画に出会ったかもてくらいおもろかった。
以前から土屋太鳳に魅力を感じたことが一ミリもなく、ブスなのにやたらと学園もの映画に出ているのを見るたびにムカついてさえいたが、初めてみる土屋太鳳の演技は良く、食わず嫌いを反省。リモート舞台挨拶でも人の良さが溢れ出ていた。
①序盤の不幸の連鎖シーンから踏切救出の心地よいテンポ感
②顔面さらにデカくなったひさしぶりにみるARBのええやつオヤジ
③婚姻届提出までの幸せ感、提出後のララランド的なシーンもそんなにムカつかされず
④先日見たスワロウばりの超金持ち豪邸
⑤徐々に見え隠れする子供の狂気
⑥不気味でしかない油画とアトリエと剥製と自分の毎年デッサン
⑦子供が突き落としたと思いきや、ラストの手紙から落としてないともとれるし、筆箱の件で男の子は嘘をついてないと思わしといて、嘘をついてるかもしれないとも思わせる演出
⑧序盤の石橋のインシュリンがラストにつながっているのは良いが、教師もいるやろし流石にあれはリアリティがなさ過ぎた。途中まではずっとありそうなレベルでえがかれていたのでちょい残念
⑨早い段階で弁当のことと筆箱のこと旦那に相談しなかったのは、知られるのが恥ずかしかったからなのか
⑩家出後に目が覚めたかと思わしといて2人で学校乗り込みも、序盤のニュースと繋がっていておもしろい
11.子供ならではのしたたかさと残酷さを演じていたcocoは確かにうまかった。いいつけを無視したり反発したりおちょくったり泣いたりする狂気の演技はヤバい。
12.かしこい狗は、吠えずに笑うを超えるおもしろさ。
13.バッドエンド好きなのにどっかで、ハッピーエンド望んでる自分がいたが、注射いってもーとるし無理かてなった
終わってほしくなくて時間気になるくらいどハマりした。もう一度みていろいろ確認したい大好きな作品。

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20220710 u-next 4.9➡️4.8

2度目の観賞。
初見時同様面白かったが、初見時のインパクトがない分若干点数下がった。
それでもやっぱり映像センスやストーリー、演技が素晴らしく最後まで退屈せず楽しめた。
ただやっぱりラストのてんかいは無理がありすぎる。
リアルを求めずファンタジー的に観ると素晴らしい作品。
変わらず好きな映画。
山Q

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