このレビューはネタバレを含みます
小学生の時期特有の悍ましさを思い出した
モラハラ選民思想の夫と、何考えてるのかわからない気味が悪く悍ましい連れ子と、理想の母親像に雁字搦めにされた地獄の結婚生活
結末がなんもと腑に落ちないというか。生徒達を皆殺しにする必然性がない。なんの為に皆殺しにしたのか理屈が通らない。
衝撃の結末という紹介文をよく見かけていたので、どんな結末なのだろうとワクワクしながら待ってたのに… 安易なサイコパスendにがっかり…。それとも自分が考察できてないのだろうか…。この結末は湊かなえの「告白」が思い出されたが、あちらのお話はちゃんと道理が通ってるので納得でき尚且つ恐ろしく秀逸な結末だったと思う、そういった終わり方を出来なかった本作は実に惜しい。
途中までの連れ子への薄気味悪さや、ヒロインが嫌悪していた無責任な母親像に自分が重なっていく演出はとても良かっただけに、残念だ…。