このレビューはネタバレを含みます
ラッセル・クロウってこんなにおっきかったっけ?
色々やばくなった現代版『激突』
登場人物の行動が裏目に出たり警察が頼りにならなかったりというのはこの手の映画のお約束だし、最適解で行動し続ける映画が果たして面白いのかと言うとそうでもないのでその辺はあまり気にせず観た。
冒頭のニュース的に昨今のアメリカの病理や社会の歪みによって今作のラッセル・クロウみたいな人が生み出されるよという話なんだけど、如何せんコイツは平気で人殺すし家に火つけるしで頭のネジが飛びまくってるので何かもう社会がどうとか関係ないじゃんという感じ。
主語がデカイ割に扱ってる人物が特殊過ぎるので別にこれ観て「現代のアメリカは病んでいる」みたいなことは思わないし、そんなことより「ラッセル・クロウこんなおっきかったっけ?」という感想が真っ先に出てくる。
自分は普段からB級ホラーをたくさん観てるので後半のラッセル・クロウ車から逃げ出すの速すぎなのとか目ん玉串刺しにして倒すシーンとかも面白いと思ったけど、こういう「そうはならんだろ」みたいなシーン萎える人は多そう。