まあ、内容は主人公もアオリ男もムナクソな感じで、全体的に低評価なのも頷けるけど、すごいのは、ラッセルクロウ演じるアオリ男が(いや実際、アオるシーンなんてほとんどないのだが)あんなことやらこんなことしてもアメリカ社会ではなす術がない、と描かれていること。これにはびっくりする。
だいぶ大袈裟ではあるんだろうけど、主人公や弁護士を助けようと思う者は皆無。
全員がてってー的に、危ない奴には関わらない。
みなさんもし!渋滞中に、自分の運転する車線の隣で後ろの車が前の車をガッチャンガッチャンてたら、止めないまでもドア開けて降りない? 誰も降りない。
レストランで一方的に殴られてる男がいたら、声に出して止めるとかなんらかのアクション起こさない? 誰も起こさない。
闇深いアメリカ無関心社会。朝方の東京飲み屋街を超えてる。
結局最後まで観てしまった。
ラッセルクロウお疲れ様でした!