長年練った計画、言う割に不測の事態に対しては手を拱いてるだけも同然じゃん、とか。
警官の制服もえんじ色のパーカーも血で汚れてないって事はないんじゃない、とか。
気になる点はそりゃあるけども。
効果を生まず意味を成さない暴力は振るわない、故に恐ろしく、また彼らの内に一人、良心を持ち合わせた者が居て以て予断を許さない、敵役の脱走犯が魅力的に描かれていますし。
タイトルロールの彼女が爆発的な感情に身を任せ暴力を振るうまでの流れが、ベタながら巧み故に感情移入を誘われますし。
相乗して緊張感もありつつテンポも好いという見事な出来ですよ。
面白い。