実際にあったアルド・モロ暗殺事件のテロリスト側の物語。(ノンフィクションではない)
すごい。中盤のヒロインの心の揺れからラストの夢と現実という終わり方まで、見事だと思う。
革命家は英雄として祭り上げられるけれど、彼らもはじめはテロリストだったわけで、国家転覆を企むのだけど理想についてこない現実にきっともやもやしたり、これでいいのかと悩むこともあっただろうな〜と。テロリストで終わるか、革命の英雄となるか。時代は恐ろしい。
鳥かごの鳥が逃げ出すところでは、わたしもヒロインのように脱出劇を期待しちゃったな。切ない。