夜よ、こんにちはの作品情報・感想・評価

「夜よ、こんにちは」に投稿された感想・評価

高評価だったのでレンタル鑑賞。
荒波のように押し寄せる
「楽興の時」
ラストシーンが頭から離れない。
2MO

2MOの感想・評価

3.8
まったく、不合理で不可解な神の御業を、映画という神の視点で語り直す匠の技。

光や影や夢や現実や、流麗なイメージの移り変わりが、動かざる史実の形なき情動を付加する。
フィクションによって見出さんとする真実は、“主観的現実”の可能性を広げていく。

過ちは人の手によって赦されていく。
September

Septemberの感想・評価

4.3
イタリア映画祭にて
政治的な堅い映画と思いきや、エモーショナルでかっこいい。
マルコ・ベロッキオは映像にあまり作家性が感じられなくて作品を敬遠してたけど、甘き人生の映像が良さ気だから評価の高いこの作品を試しに鑑賞してみて、なるほどこれも映像の完成度は非常に高かった

まず画質が変に古臭いなと思ったら実は70年代を舞台にしていたということでそこに感心し、音に関しても途中で聖歌っぽい音楽が流れたりして不思議なものがあり、主人公がテロリストとわかるシーンも直接映さないところにスマートさが感じられたりと、冒頭十数分で洗練された演出に魅了された

そしてテロリストと誘拐した政治家の関係を描いた物語がメインとはいえ、その監禁した政治家を覗き穴から見たり見られたりする緊張感ある演出やレイアウトがやけに美しい図書館等、画作りに力を入れている箇所が目立っていた点は映像至上主義の身としても実に満足のいくものだった

ラストもカナリアが伏線になっててなんとなく予想はできたけど実際見たら解放感あるな……と思いきやの意外性があるものだったのには正直平伏したのと同時に事実に囚われない想像力と良心に溢れる演出には感動を覚えた

作品としても素晴らしかったが、中国は近いのような共産主義にお熱な映画を作った監督とは思えない、共産主義批判を含む作品をベロッキオが作ったことにも彼の心境の変化が表れていて、色んな意味で興味深い作品になっていた

ところでここだけの話、前日にモアを見ていたせいで最後にこっちでもピンクフロイドが流れた偶然には少し驚いた
紫色部

紫色部の感想・評価

4.5
2017.7.5 DVD

光を封じ込む影の造形。音が先行して映像を動かす。静と動との完璧な緩急。理想はやがて現実となる。これでこそ「映画」。空間の切り取り方諸々も卓越し過ぎでもう笑うしかない。大傑作。
ジリジリと寄せる焦燥。夢なのか夢であってほしいのか。
極端な思想、それもいい。
ただ、暴力で訴えるのはあってはならい。
そんな事で世界は変わらないし、屈しはしない。
若き暴走を止める手立てはなかったのか。
ぷりん

ぷりんの感想・評価

4.2
小道具の使い方が格好よく、かつ効果的。
音楽の使い方にも痺れる。
chica

chicaの感想・評価

4.6
かっこよすぎ

序盤、執拗に窓を開けたり閉めたりする。

赤ちゃん…?

向かいの隣人

音楽!

螺旋階段

落ちて行く新聞紙

エレベーター

のぞき穴(窓)

男友達が書くシナリオ

2パターンある結末…

最高に素晴らしい。もう一度みる
t

tの感想・評価

4.1
覗き穴越しに見られる幽閉者と扉の外側のテロリスト、内と外の葛藤。
とにかく序盤から編集のキレと照明の豊かさが物凄い。マヤ・サンサがエレベーターに乗れないのは幽閉に結びつくため?階段の乗降や図書館内の立体感も彼女の心情を雄弁に物語る。そして終盤、あの展開には心底鳥肌立った。
ただカナリヤの演出や所々のスローモーションは若干凡庸にも感じた。そういえばアントニオーニもやっていたが、ああいう場面でピンクフロイドを流すのはイタリア人の国民性?
アメブロを更新しました。 『【イタリア映画祭】「道化師 + 夜よ、こんにちは」マルコ・ベロッキオの2作を堪能して。』https://twitter.com/yukigame/status/860427317532741632
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