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夜よ、こんにちはのtのレビュー・感想・評価

夜よ、こんにちは(2003年製作の映画)
4.1
覗き穴越しに見られる幽閉者と扉の外側のテロリスト、内と外の葛藤。
とにかく序盤から編集のキレと照明の豊かさが物凄い。マヤ・サンサがエレベーターに乗れないのは幽閉に結びつくため?階段の乗降や図書館内の立体感も彼女の心情を雄弁に物語る。そして終盤、あの展開には心底鳥肌立った。
ただカナリヤの演出や所々のスローモーションは若干凡庸にも感じた。そういえばアントニオーニもやっていたが、ああいう場面でピンクフロイドを流すのはイタリア人の国民性?
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