ジャン=クロード・ビエット監督作品…。
フィル友さんより教えて頂いた監督さん…これまで全く知りませんでした…。

記念すべき(!?)…
マーク数1でビックリꙬ̰ʹ̣ʹ̣…。

ロメール監督作品では俳優としても活躍(未だ観ていませんが…)元々は映画評論家として有名なようです…。作品はどれもソフト化されておらず…もしそうなっていたならば…私の大好きなファスビンダー監督に匹敵するくらいとも言われているそうです…。


 « Il était une fois … après Tchernobyl… »
昔々…チェルノブイリの後…

ローヌ渓谷の災害…核爆発で多くの犠牲者が出ました…そんな中、マドレーヌというひとりの女性が助け出されます。彼女は劇場で『ハムレット』のオフィーリア役を演じる女優でした…。

パリではマリーという女性が雪に覆われたle Champ de Mars でCarpathesのキノコ(魔法のキノコ)を見つけます。

黙示録的な不安や恐怖の中…人々を苦しませる全てを治すためのものかもしれない魔法のキノコ…。

しかしマリーの恋人ルドヴィッチはそれを金儲けのビジネスに利用しようとするのです。

そんな中若者たちは、以前アメリカで監督だったジェレミーのもとで芸術の幻想へと逃避します…そこで『ハムレット』のオフィーリアを演じるはずだったマドレーヌ…ジェレミーは代役を立てることをせず、彼女の回復を待つことに…。

舞台裏の手伝いをすることになったマリーの兄ボブはこっそり魔法のキノコを持ち出し療養中のマドレーヌへ届けるのでした。

果たしてマドレーヌは…?

とても先見の明があるような作品…ロックダウンの状況にとても似ています…人々の諦めや不安で揺れる思いを描きます…。

映像は全体的に淡色カラーですが…陰影の濃淡をとても上手く使っています…。特に演劇を練習する劇場では暗い中、蝋燭の明かりで全体像をぼかしたり…突然ライトがつき舞台に浮かび上がる影…好みの映像で惹きつけられます…。

もっと沢山の方に認知されて欲しい監督さんです…。


thanks to; ゴリアテさ〰︎ん✧♡✧*¨*•.❥
ファスビンダーのクールなカッコ良さはありませんが、もっと作品を観たい監督さんです▸︎▹︎
ありがとうごㄜ"いました(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.ﾟ

フランスでも批評家としての方が有名という、クラシック愛好家でもある映画監督ジャン＝クロード・ビエットの『カルパットの茸』
彼の監督作品は、フランスでもひとつもDVD化されていないらしいです。

一部の映画関係者の評判では、ビエットの作品は「ただ、観られてないだけ」で「知れ渡りさえすれば、ファスビンダーにも匹敵する」との評価があることを知り、苦手とする英語字幕にも果敢に挑んで視聴しましたが、まず作風はファスビンダーとは全く違いました。
デプレシャンとかアサイヤスとかの方が近いですかね。
映像のカラーは淡くて軽やか。
でもファスビンダーとは全然違うくても、感想としてはデプレシャンやアサイヤスの作品（中には好きなものもありますが）よりも数段魅力的に感じました。

ラストの冬の海も美しい。

何故、この監督の作品がフランスにおいてもそこまでニッチな存在なのかがわからない。

作品は、シネマテーク・フランセーズのHENRIという映像配信サイトで観ることができます。

ご興味のある方は、是非ご覧になってみてください。