ゾンビ映画だけど、ゾンビがウロウロしている中で逃げ回るよりもひたすら籠城している系映画
途中まで部屋にひとり閉じこもっていて動きがないので、いやこれ最後どうなるの?と思っていたら、中盤あたりから変化がでてきていわゆる普通のゾンビ映画っぽくなった
個人的には前半の描写が目新しくてすごく好き
余計な説明などは一切省いて、あくまでもタイトに98分という短尺に纏めているのも好感触
通常ならお涙頂戴な無駄な描写を入れたりやたらクライマックスを煽ったりして間延びしそうなものだけど、そんなものはバッサリ削ぎ落としてドライに徹してるのもいい
ラスト、タイトルのほんとうに意図するものの提示のしかたも上手い
意欲作だと思う