ハリボ

#生きているのハリボのレビュー・感想・評価

#生きている(2020年製作の映画)
3.5
【2020年143本目】

厄災でも、人間の本質は失うな。

このご時世からの引きこもりもの。
外に出れば尊厳を無くしてしまう。
人は恐怖に怯え、ただただ守りに入ってしまう。
それは生きていることなのだろうか。

考えてみれば、もしこのコロナ禍というものが90年代、いや00年代に来ていたとしたらどうなっていたか考えると恐ろしい。

携帯があったとしても、SNSがなければ今以上に人とのつながりは感じられないだろう。
技術の進歩によって僕らはコミュニケーションをとることができる。

こんなご時世でも、コミュニケーションを怠ってはいけない。
そしてコミュニケーションとは過剰であったり不足であっても成り立たない。
依存せず、お互いが自分を見失ってはいけない。

こんな時代でも、僕らは生きていかねばならない。
ただ生きるのではなく、豊かな感情をもって、自分として生きていかなければ、生きているとは言えないのだ。
ハリボ

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