試写会にて。
なんとも救われないって感じてしまう映画。
私は観て「切ない」っていう気持ちが強かったかなぁ。
舞台を3つの時代に分けて、そこで泥臭く不器用に生きる男たちの物語。
俳優陣の引き込まれる迫真の演技。
綾野剛の3つの時代での全然違う表情・空気感・声のトーン。
舘ひろしの包容力。甘い声(笑)
時代が変わったんだって言って、時代に翻弄される中でも変わらない「家族」という絆。
それが希望になれば、そのせいで壊れるものもある。
人に救われるし、人のせいで壊れるものもある。
けど、やっぱり家族って帰る場所があるっていうのは大きい。
ヤクザが題材だから、暴力的なシーンもたくさんあるけど、その中の家族にフォーカスした人間臭い映画。
みんなハッピーってわけにはいかないけども、救われる人がいてほしかったなっていうのが正直なところ。
俳優陣の迫真の演技は見ものです。