一般人と言われる私たちが正しくてヤクザと呼ばれる彼らが悪者で。やってる事は私たちが生きる道とは掛け離れていて怖くて恐ろしいものかもしれないけど、彼らも私たちと一緒でそれしか、ヤクザとして生きる道しか無かったから。それでも一般人もヤクザも同じ人間で同じ愛を求める”人間”なのだと。誰が正しくて誰が悪いとか誰が決めたんでしょうね。
『思い残すことは無い』
光に手を伸ばした山本は今まで出会った愛をくれた人達にそうして笑顔を送ったのだろうかと。家族として自分を、自分の生きる道を支えてくれていた人達に感謝していったのかなと。
締め付けられていて息をしていたかわからない136分間が最後に流れた主題歌『FAMILIA』によって決壊し歌詞一つ一つに涙が止まらなかったです。
愛とは、家族とは。
時代の流れが住む世界を変えてもその心だけは変わらないものだと最後に教えてくれたような気がします。一人だけど、一人では無かった。苦しくも前を向こうと思わせてくれました。この映画を作ってくださった藤井道人監督、俳優陣の皆様、関係者スタッフの皆様にこのご時世ではありますが出会えた事に感謝します。
この映画に出会えて感謝です。
