綾野剛〜〜〜〜 一生ヤクザの役してくれ〜〜〜〜〜〜〜〜〜
いつか親父と呼ばれる立場の役を見れる日を楽しみにしおります。
まさに家族の話。
良いことも悪いことも分かち合って、庇って慕って受け止めて。蓋を開ければただの家族ごっこだけれど、そうやって引き留め合ってるのかもって思った。歯止めがきかなくなった時に、人をいとも簡単に殺すことができてしまう。その手段があるし、行動に起こすことも、息をするように簡単だ。それを止めて、世界の端にあるヤクザという世界のギリギリ内側に留める。それが家族という概念の役割だったのかも。だけど、時にそれは一歩踏み出す理由にもなるのだから恐ろしい。
死を選べないのは、全てを否定してしまうことになるから、かな?自分を受け入れてくれた人たち、その人たちのために精魂尽くしてきたこの世界、自分の全てを注いできたものをまるっと全部否定することになってしまう。そして、いまだ灯火を絶やさずに守る人々の心を折ってしまいかねないと思うことが恐ろしい、のかもしれないなあ。
こればっかりは裏ではこうなのかもって思っても同情もなにもできないけど、やっぱり映画の題材としては面白いし、ここ数年のヤクザもの、あんまり外れないからまた次も楽しみです。
あと市原隼人かっこよすぎた…………。