なんとも切なく、もどかしい…
でも暖かく、愛ある作品
今の時代では感じられない人の"暖かさ"というものを感じた
決して血が繋がっていなくても家族という絆は生まれる
そしてなによりも演技が熱い
不器用ながらも懸命に生きようとする主人公
それを演じ切った綾野剛が本当にかっこよかった…
舘さん演じる柴咲組の親父が主人公の頭をぽんぽんと撫でるシーンがアドリブだったり、
綾野剛と市原隼人が拉致られて殴られるシーンでは
嘘の演技は嫌だからと相手の方に本気で殴るようお願いしたっていうのを知って驚いた
次の日には口が腫れたりその場でセリフが出てこないくらいの痛みを感じたらしい…
言ってしまえばほんの数分のワンシーンな訳で
観ている側も気づかないくらいなのに
そんな数分の場面でも
体当たりの演技をして手を抜かないという二人の役に対する心行き、誠実さが単純に凄いと思った…
所々に移す情景も素敵だった
そして主題歌の「FAMILIA」
一言で言ってしまうとこの曲天才…
この曲を観た後に聴くと歌詞が刺さりすぎて胸が張り裂けそうになる
