このレビューはネタバレを含みます
こういう心をすり減らして観る邦画、大好き
舘ひろしの演技がザ、オジキで終始エドワードニューゲートだったな…
「ケン坊、えらく頑張ったらしいな」って一言と頭ぐしゃってされて何も言えずにボロボロ泣いてるケン坊、「この親不孝者が、」って抱きしめる姿とか、多く語らずに男の背中だけ観せられてるみたいな描写、無駄な解説が何もなくて心の中の回想シーンってラストの留守電だけで、それがまた良かった
90年代の全盛期は古臭い大騒ぎなカメラワークで、黒塗りのセダンに一目でヤクザだって分かるようなスーツで
令和になってからの街メインのカメラワーク、白けた色味の画面ばっかり続いてあー映画観てるわ、って気持ちになった
SNSが人の人生ぶち壊す瞬間Twitterで沢山見たことがあるけどやっぱりザ、現代なんだよ
唯一カワサキドリフトは現代シーンで最高でした
観終わった後の憔悴がしんどすぎてなんもまとまらんけど、「ちょっと話そうか」ってケン坊が言えてたら誰かちょっとくらい幸せになれてたのかもな
でもそしたらツバサとアイコさんが不幸になってたかな…
墓跡に供えた赤マル、渋かったです
