ヤクザと家族 The FamilyのKotekingのネタバレレビュー・内容・結末

なるほど。面白くはなかった。しかし、俺が好きな画作りであったことは間違いない。だから藤井映画が好きなんだと思う。

脚本自体が三つの時代を描いているので時代に馴染めない葛藤というものは必ずしも出てくる。そこに立ち向かう主人公はいなかった。こう言う時代だから生き方を変えないとね、と言うことのみの表現に薄さを感じた。
そして、家族という表現がない。所謂、時代から生き方を、生き方から家族をと言うテーマでやっているが、その事よりも話を進めよう進めようとしている感じが見てて伝わってきてしまう。もっとゆっくりもっと気持ち悪く描いて欲しかった。
「万引き家族」「素晴らしき世界」この2本の様に社会から人を見つめることのできない作品だった。
プロットポイント　ヤクザになる
プロットポイント　刑務所に入る
結末に向かう　　　ツイッターの写真
しかし、画は綺麗でカッコ良かったのは間違いない。そして市原隼人がこんなに素晴らしい俳優だったと気付かされた。