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ブリキの太鼓 ディレクターズカット版のkurtのレビュー・感想・評価

3.3
ナチス政権下のポーランドで1人の特殊な少年とその家族の周囲を描いた作品で、当時の賞を総なめにしたというカルト的な人気のある作品。

3歳で自らの意思で成長を止め、奇声をあげてガラスを割る特殊能力を持っている、主人公オスカルの怪演が凄い。独特な表情が気持ち悪い。笑

海での馬の首とウナギニョロニョロやそれを見て吐く母や不快な性的描写等々、嫌悪感を煽るような描写が定期的にくるので、不快感が半端ない。(褒めてる) 粉に唾吐きかけるやつ何なんだろ?可愛い顔してそれを吸うマリア。気持ち悪っ!笑

ディレクターズカット版なので、間延び気味で退屈な部分も多々あり。(個人的に) 戦争の残酷さなども色濃く描かれていて、間違いなく昔じゃないと撮れないような攻めた描写が多い。
面白いかどうかはさておき、今後も強烈に記憶に残りそうな、癖の相当強い作品でした。
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